バーンアウトは、ある日突然起こってしまうこともあれば、少しずつ兆候が見られることもあります。
バーンアウトが起きるリスクを軽減するためには、日頃から心身のSOSサインを見逃さずにキャッチし、適切な対処をすることが欠かせません。

たとえば、普段の生活の中で「仕事をやめたい」と頻繁に感じるようであれば注意が必要です。
我慢するのではなく、仕事が自分に合っていないのか、頑張りに対して給料が見合っていないと感じるのか等、憂鬱な気持ちになる原因をしっかりと探りましょう。
場合によっては、転職した方が自分のためになるケースもあり得ます。
ここで、向き合わずに違和感を感じたまま働き続けると、バーンアウト予備軍になりかねません。

また、仕事に対してやりがいを感じられなくなったら、それもバーンアウトの兆候かもしれません。
我を忘れるほど奮闘して業務に取り組んだにも関わらず、結果が出ないとなれば、心の灯が消えたような気持ちになってしまうものです。
そんな時、仕事がつまらなく思えてきたり、なんで自分はこんなことをしているのか理解できなくなったりしたら、それも心からのSOSと考えられます。

とはいえ実際のところ、マイナスの感情を持っている人だけがバーンアウトするわけではありません。
仕事に対して情熱を持っている人でも、突然バーンアウトする可能性は十分にあります。
バーンアウトを他人事だと思うのではなく、日頃から心と向き合おうとする意識を持つことが大切です。